日本にハガキを送る
- 2018.10.27
- ドイツでの暮らし

日本のおばあちゃんから紅葉の写真とともにお手紙が届きました。
お手紙っていつの歳になっても、もらうと嬉しいですよね。
せっかくなのでお返事を書きたいと思います。
まずは便箋なりポストカードなりの調達が必要。
ドイツのレターセットは可愛くない(封筒は特に無機質)ので、
私の中ではポストカード一択です。
ドレスデンの景色を写したポストカードを見つけるために、久しぶりに旧市街の中心地へ。
お土産屋さんや本屋さんで探してみるもののピンとこず、
美術館の物販ならいいのがあるかも!とひらめき、アルテ・マイスター絵画館に行ってみました。
毎度感じることですが、この美術館のエントランス美しすぎる…。
ミュージアムショップは地下のチケットカウンターの奥にあります。
そして予想は見事的中し、よさげなポストカードをたくさん発見。
ここのショップは展示品以外のポストカードも置いてあり種類も豊富なので、
ポストカード好きの私にはたまらない空間です。
奥の方には書籍もたくさん置いており、興味深い本がずらーっと並んでいます。
ドイツはもうクリスマスムードなので、クリスマスに関する本もたくさんありました。
本当はポストカード1枚だけを買うつもりだったのですが、
エーリッヒ・ケストナーのクリスマスに向けた小話集(詩も盛りだくさん!)を
見つけてしまったので思わず購入してしまいました。
エーリッヒ・ケストナーといえば『飛ぶ教室(原題:Das fliegende Klassenzimmer)』。
この物語もクリスマスを舞台にしています。
私は特にドイツ文学ファンというわけでないのですが(独文のくせに)、
この『飛ぶ教室』は大好きです。日本語で読みました。
本来は子ども向けの小説ですが、大人も楽しめる素敵な物語なので、
まだ読んでいない人はクリスマス前に必読です!
さて、ケストナーの本を買って満足…!というわけにはいかないので、
さっそくポストカードを書いて送りましょう。
基本的には左上に小さく自分の住所を書いて、右下に宛名を書きます。
宛名に関しては漢字・かなで書いてもローマ字で書いても届きます(実験済み)。
でも最終的に届けてくれるのは日本の郵便局員さんなので、日本語のがいいのかな…?
絶対に忘れてはいけないのは、送り先の国の名前と都市名を大きく目立つように書くこと。
これで「JAPANに届けてくれアピール」をすれば、日本に送ってもられます。
送る方法はポストに投函してもいいし、郵便局に直接持って行っても大丈夫。
私の場合は切手を買うのがめんどくさいのと、近くに郵便局があるので、
いつも直接手渡しでその場で料金を払っています。
料金はハガキも封筒も同一料金で0.9€ほど。
もしポストに投函する場合は、宛名の付近に
《AIR MAIL》か《LUFT POST》と手書きで目立つように書いておく必要があります。
郵便局から出す場合は受付の人がそれ用のシールを貼ってくれるから何もしなくてOK!
お手紙を出す瞬間はいつもワクワクするから大好き。
いつ届くかな?無事届くかな?そんなことを考えながらお手紙を出します。
近況報告やちょっとしたことを伝えるためにLINEやメールを使うのもいいけれど、
お手紙だと相手に伝わるまでのプロセスが多い分、伝わるメッセージの量も違います。
便箋を選び、決められた枠内に推敲した文章を自分の手で書き、
そして自分の手でポストに投函する、という一連の流れが私は大好き。
その間、送る相手のことをずっと考えたりできるし、逆の立場も然りです。
お手紙をもらうと、私のために時間と労力を費やしてくれたんだなあと
嬉しさと感謝の気持ちでいっぱいになります。
この秋のポストカードも早くおばあちゃんのところに届くといいな。
-
前の記事
絹豆腐を見つけたんだけど… 2018.10.26
-
次の記事
ドレスデン新市街はグラフィティの宝庫 2018.11.04