毎週日曜15時以降はミュージアム入場無料

毎週日曜15時以降はミュージアム入場無料

ドレスデンにはミュージアムがたくさんあります。

アート系の美術館に関しては古典から現代芸術までその守備範囲はかなり広く、
それ以外の博物館も多種多様なユニークな展示がたくさんあります。

そしてなんとも嬉しいサービスがドレスデンにはあります。

それは週替わりでどこかの美術館が入場無料になること!

ただし無料入場が可能なのは15時から閉館の18時までと制限されています。

4つのミュージアムが対象

このプログラムに参加しているミュージアムは4つあります。

  • Porzellansammlung(ツヴィンガー宮殿内の陶磁器コレクション)
  • Museum für Säch­sische Volkskunst(ザクセン民芸・人形劇博物館)
  • Albertinum(アルベルティーヌム)
  • Mathematisch-Physikali­scher Salon(ツヴィンガー宮殿内の数学・物理学サロン)

これらが毎週ごとに午後の無料開放を実施してくれています。

おまけにこの無料開放のスタート時刻に合わせて、
子ども向けの体験型プログラムや大人向けの解説ツアーが開催されていたりと、
ドレスデンのアート活動への力の入れ具合がよく分かります。

ちなみにこの無料開放イベントは今年から始まったみたいです。

せっかくだから来年もやってくれるといいなあ。

唯一残念なことは、このプログラムに参加しているミュージアムが現在4つしかない点。

ドレスデンには他にも素晴らしいミュージアムがたくさんあるので、
もっといろんなところが無料開放してくれたら、なお嬉しいなあというのが本音。

レジデンツの中の緑の丸天井などは観光客にとても人気なので難しいかもしれませんが、
例えばアルテ・マイスター絵画館も無料で入れる日があったら最高だなあ…。

来年このプログラムがパワーアップするのを祈るばかりです。



第3日曜はアルベルティーヌム

今週はアルベルティーヌムが無料の日!

アルベルティーヌムは旧市街のフラウエン教会の後ろにひっそりと佇んでおり、
エルベ川にも面しているミュージアムです。

実はこのミュージアムの建物自体は結構古く、16世紀半ばに建設されました。

以前はこの建物は武器庫として使用されており、
新しい武器庫が作られた19世紀後半になって初めてミュージアムとして機能しはじめました。

当初は彫刻のみを扱う博物館として建て替えられ、その時に現在のような外観になったそうです。

また戦後は空襲の被害が少なかったこのアルベルティーヌムに美術品が集められるなど、
かなり重要な役割も果たしたんだとか。

他のミュージアムが再建されてからは美術品が分散され、
現在は昔からの彫刻コレクション近現代美術の2大柱で運営されているそうです。

近現代美術はいわゆるノイエ・マイスター絵画館にあたります。

ツヴィンガー宮殿の中にあるのが古典を取り扱うアルテ・マイスター、
アルベルティーヌムにあるのが19世紀~現代美術を取り扱うノイエ・マイスターです。

この建物のなにが面白いかというと、その空間建築

私がミュージアムが好きな理由のひとつに
「ミュージアムという空間に身を置くことが好き」というものがあるのですが、
ここもまさにその欲望を満たしてくれる場所。

ミュージアムは建物そのものの建築・空間設計にこだわっているところが多く、
それをひとつひとつ見比べるのもミュージアム巡りの醍醐味。

ここは入り口からチケットカウンターを通り、そして展示に行くまでの導線が
かなりヘンテコで楽しいです。

なんでこんな作りなんだ???と疑問を持ちながら館内を歩き回るのが楽しくてたまらない。

展示品が豊作すぎる

アルベルティーヌムの構成は1階が彫刻コレクション、2階が特別展、
3階が近現代美術のノイエ・マイスター絵画館になります。

どのフロアも素晴らしいものが多く、
特に特別展は何も下調べせずにふらっと入っただけに圧倒されました。

今の時期の特別展は『1949~1990年における東ドイツの絵画および彫刻』

そこには戦後共産圏に制圧された中でのアーティストのもがきや社会批判、
また年代ごとにどのような絵画が生まれる傾向にあったかの解説等、
かなり興味深い内容になっていました。

作品ひとつひとつにアーティストの来歴やエピソードが
詳しく書かれていたのも印象に残っています。

しかし今回はノイエ・マイスターで紹介したい絵が多すぎるので、割愛。

私の大本命は3階のノイエ・マイスターです。

ここには私の大好きな画家の絵がたくさんありました。

有名な画家の作品もチラホラ見かけたので、とりあえず一気に紹介。

まずは印象派シリーズです。

ドガ、モネ、ゴーギャン、ゴッホ、マネ、、、他にもたくさん。

次の部屋は私の最も大好きな部屋。

興奮でニヤニヤがとまらないゾーン、表現主義エリアです。

違う言葉でいうならば、これらはかつての「退廃芸術」

退廃芸術について大学でかなり熱心に勉強していた時期があるので、
もうこの時代の作品を見るとウホウホです。

キルヒナーエミールノルデの絵が多いなあと思ったら、
そういえば「ブリュッケ」はドレスデン発祥じゃん!とひとりで納得しさらに興奮

もちろん「青騎士」フランツマルクカンディンスキーの絵もありました。

※マニアックすぎたらごめんなさい…


他にも同時代のココシュカシャガール、ピカソの絵もありました。

シャガールとピカソは窓を隔てた隣同士に飾られていて、ちょっと苦笑いです。
その絶妙な距離感がまさに2人を象徴しているなあ、と考えすぎなことを考えてみたり。

※この2人は仲が良くなかったと言われています

この後も部屋は続きますが、私はこの20世紀初頭エリアで
かなりお腹いっぱいになってしまったので写真は撮っていません。

この後はよりモダンな現代芸術の展示へと続きます。

絵画以外の表現媒体を使った、まさに現代芸術らしい作品もありました。

まとめ

今回は日曜の無料入場で堪能したアルベルティヌム
およびノイエ・マイスターについて紹介しました。

このミュージアムはツヴィンガー宮殿のアルテ・マイスターと打って変わって
現代的な空間設計になっているのも楽しむポイントです。

展示品の数が多く、ざっと見て回るのにも結構時間がかかりますが、
美術が好きな人はアルテ・マイスターと同様にマストの場所です。

通常料金だと10ユーロかかりますが、第3日曜日は15時以降入場無料なので、
この日がチャンスです!