バターナッツかぼちゃのマフィン
- 2019.09.19
- ドイツでの暮らし

9月もあっという間に後半、いよいよ秋めいてきましたね。
さて、ドレスデンの気温はというと、とにかく寒い…。
朝晩は特に冷え込み、10℃以下はザラです。
冬用のコートと帽子はまだクローゼットの中ですが、ヒートテックはさっそく大活躍中。
このままじゃ冬になっちゃう!ヤダ!秋をもっと感じたい!
ということで、思いついたのが秋の味覚でスイーツ作り。
今回はドイツのスーパーで簡単に手に入るバターナッツかぼちゃを使って、
マフィン作りに挑戦したいと思います。
バターナッツかぼちゃとは
皆さん、バターナッツかぼちゃって聞いたことはありますか?
日本でも流通はしているそうですが、あまり馴染みないですよね。
私もドイツに来るまでバターナッツかぼちゃの存在を知りませんでした。
ドイツには日本で手に入る緑の皮のホクホクかぼちゃ(栗かぼちゃ?)がなく、
バターナッツかぼちゃや「Hokkaido」という名前の赤い皮のかぼちゃが一般的です。
今回のバターナッツかぼちゃはひょうたんのようなつるっとした見た目が特徴。
ナッツのような風味を持っていることから、バターナッツかぼちゃと名付けられました。
縦に半分に割ってみるとこんな感じ(この作業が結構大変)。
包丁を入れるとすぐに分かるのが、水分の多さ。
種は下の方に集まっていますが、もちろん上の部分も食べられます。生でも食べられます。
ちなみにバターナッツかぼちゃは最初に包丁で半分に切るところだけが最難関。
皮はピーラーで向けるし、中の部分は包丁でスッと切れるので扱いやすいです。
バターナッツかぼちゃのマフィン
今回作るのはバターナッツかぼちゃのマフィン。
レシピはクックパッドの『バターナッツかぼちゃで☆ふんわりマフィン』を参考にしました。
材料(直径5cmマフィンカップ15個分)
- バターナッツかぼちゃペースト×200g
- バター×100g
- きび砂糖×100g
- 卵×2個
- (a)薄力粉×180g
- (a)塩×3本指でひとつまみ
- (a)ベーキングパウダー×ティースプーン1
- (a)重曹×ティースプーン1
- (a)シナモンパウダー×ティースプーン1
- チョコチップ×70g(トッピング用)
トッピング用のチョコチップは好みなので、
他にもかぼちゃの種やレーズン、あるいはナッツ類で代用するのもアリです。
バターと卵は室温戻し、(a)は全て一緒にしてふるいにかけておきましょう。
それでは、さっそく作業開始!
作り方
まずは時間がかかるバターナッツかぼちゃのペースト作りから。
参考にしたレシピでは切ったかぼちゃを茹でていましたが、
私はできるだけ甘みを引き出たいので蒸すことにしました。
蒸し器はないから、フライパンとクッキングシートで即席蒸し器。
クッキングシートの下に少し水をいれて、あとは食材をシートの上に並べるだけです。
10~15分くらい蒸すと、箸がスッと入る柔らかさになります。
さて、かぼちゃを蒸している間に他の作業を進めておきましょう。
やることは、バターと砂糖をよく練って空気を含ませる作業。
最初はバラバラですが、徐々にふわっと一体化してくれます。
そうこうしているうちに、かぼちゃもいい感じに蒸されてきました。
ザルにあげて余分な水分を落としたら、アツアツのうちにマッシュ!
私はブレンダーを使って一気に潰していきます。
少しすると、こんな感じでとろ~りなめらかな状態に。
ちなみに全部で450gのペーストが出来上がりました。
今回使うのは200gだけなので、残りは別の容器に移して保管しておきましょう。
さて、ここまで来たらあとは材料を合わせるだけ!
このタイミングでオーブンも180℃に余熱しておきましょう。
最初に練っておいたバターと砂糖に
かぼちゃペーストを入れ、一気に混ぜていきます。
馴染んだら、そこに卵とふるった粉類(a)を交互に入れていきます。
最後にトッピングのチョコチップを混ぜ込んだら、
マフィン型に生地を流し込んで焼くだけ。
焼き時間は170~180℃で25分くらいかな。
参考にしたレシピは30分になっていましたが、
今回のマフィン型はレシピのものよりも小ぶりだったので、短めにしました。
そして焼き上がったのがこちら!じゃじゃーん!
いい感じに焼けました!!!
個数を増やしたくて1個あたりの生地の量をケチった結果、
サイズがひとまわり小さめになってしまった…。
でもしっかり膨らんでいて、見た目はバッチリです。
いざ実食
マフィンの醍醐味は、焼きたてをつまみ食いすること!
ホカホカのうちに、さっそくいただいてみます。パクリっ
予想以上にふわっふわの口当たりでびっくり!
バターナッツかぼちゃがもともと水分量が多いせいか、
牛乳を入れてないのにしっとり柔らかく仕上がっています。
ほんのりシナモンが香るのも秋っぽくていい感じ。
でも肝心なかぼちゃの味はするかというと、かなり控えめでふわっと香るくらいです。
もう少し追熟させたかぼちゃを使っていたら、違った結果になっていたのかな。
「The かぼちゃ」らしい色や味はありませんが、
ほんのり優しい感じもたまには小粋でいいかも。
砂糖をグラニュー糖ではなくきび砂糖にしたのも決め手だったかな。
まろやかでちょっと香ばしい風味は、おそらくきび砂糖のおかげ。
まとめ
今日はドイツで手に入りやすいバターナッツかぼちゃを使って、
マフィンを焼いてみました。
初めてのレシピだったけれど、かなりの出来栄えで満足です。
ちなみに翌日の朝に冷えたものを食べたのですが、
なんとレンジで温めなくてもしっとり柔らかいままでした。最高!
ほんのりかぼちゃ風味のするふわふわマフィン、
気になった方はぜひ試してみてくださいね。
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