動物モチーフが可愛い!Café tanteleuk
- 2019.12.21
- ドレスデンカフェ巡り

2019年最後のドレスデンカフェめぐり、今回紹介するのは「Café tanteleuk」です。
ちなみに”tanteleuk(タンテロイク)”というのは造語だそう。
決して広くはない店内だけれど、狭くもない、絶妙に居心地のいいカフェです。
ちょうど先日が仕事納めだったので、そのご褒美も兼ねて行ってきました。
動物モチーフが可愛い
店内はそこまで広くなく、こじんまりとした空間が広がっています。
席と席の間隔はちょっと狭めな印象。
奥に進むと少し大きめのテーブルもあるので、
予約していけば6~8人くらいはひとつの席で座れそうです。
「Café tanteleuk」の特徴は、なんといっても動物モチーフ!
お店の外にお魚の飾りがあったり、天井のデコレーションが鳥だったり、
店内の壁やメニュー、とにかく至るところで動物のモチーフが目に入ります。
むむむ、超かわいい…!
スぺクラティウスの限定ケーキ
ショーケースやバーカウンターにはケーキがずらっと並んでいます。
店員さんに聞いたら、ひとつひとつ丁寧に教えてくれました。
その中から私が選んだのは、スぺクラティウスとりんごのケーキ。
スぺクラティウスというのは、クリスマスの焼き菓子のことです。
ドイツの家庭では、クリスマスの時期に大量のクッキーを焼く習慣があるのですが、
スぺクラティウスもそのひとつ。
生地にスパイスを練り込んで焼くクッキーで、食感はサクサクです。
クリスマス時期になるとどこのスーパーでも見かけるし、ついつい買っちゃう。
さて、今回私が食べたケーキはそのスぺクラティウスをベースにしたもの。
上にごろっと乗っているりんごは白ワインでさっと煮たコンポートでした。
シャキッと食感が残るレアな仕上がりと甘酸っぱさが私好みで嬉しい。
ワインの香り加え、一緒に煮込んだスパイスもふわっと香って、
まるでグリューワインのようです。
土台はしっとりタルトのような風合いで、
よく味わってみるとクルミの味がひょこっと出てきました。
真ん中にあるスぺクラティウスのムース(?)は主張が控えめ。
美味しいけれど、スぺクラティウスらしさはあまりないかな。
クヴァークと混ぜているそうですが、
チーズケーキっぽさも全然なくて、拍子抜けしちゃいました。※クヴァークとは…ドイツの乳製品。ヨーグルトとクリームチーズのあいのこみたいな味
あとゼラチン(あるいはそれに相当する材料)の量がちょっと多すぎるかも。
口の中に入れた時のブリンブリンの食感が若干気になりました。
もっと軽めの口当たりにしたら、さらに美味しくなる予感がします。
ヴィーガンケーキにも力を入れてる
実は私が今回食べたスぺクラティウスのケーキはヴィーガンケーキでした。
バターを使っていないのでまったりとした芳醇な香りには欠けますが、
良く言えばしつこさがなく食べやすいのが特徴的。
店内には8種類くらいのケーキがあったのですが、
そのうちの1/3~半分くらいはなんとヴィーガン対応のケーキ!
どうやらヴィーガンの人にも美味しいケーキを食べてもらえるように、
かなり力を入れているようです。
たしかに見た目も普通のケーキみたいで、どれも美味しそうでした。
ちなみに私が食べたスぺクラティウスのケーキにはクヴァークが使われていたのですが、
その材料を聞いていたら、なんと絹豆腐を使っているそう。
豆腐の味は一切しなかったので、これには一本取られました。
と同時にケーキを食べた罪悪感が一気に消え去りました。いぇい!
まとめ
今日は新市街の「Café tanteleuk」を紹介しました。
ケーキは全てそこで手作りしているので、店内は甘い香りでいっぱい。
今度はヴィーガンじゃない普通のケーキにも挑戦してみたいです。
あとはベーグルサンドもお店のおすすめメニューなんだとか。
店員さんは気さくで親切だし、長居をしても嫌な顔しないし、
ここはかなり居心地のいいカフェです。
興味が湧いた人は行ってみてくださいね。
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