その給料、安い?高い?

その給料、安い?高い?

ドイツには、会社によって定められた一律賃金というものがありません。

例えば日本では初任給が会社によって定めらているところが多いですが、
ドイツにはそれがないのです。

面接の段階で給料の取り決めを行うので、個人によって金額の差があるのはもちろん、
各々の給料を他人に口外してはならないという決まりも
労働契約書に記載されていることが多いです。

まあ確かに、同じ会社の社員同士が給料について話しでもしたら、
私はこれしかもらってないのにアイツはたくさんもらってるって喧嘩が起きちゃいますからね…。

以前私がお給料の話をした時に(その時の記事はこちら)、
実際の金額を公表できなかったのもこの決まりせいです。

そうは言っても、
給料交渉の段階で相場が分かってないといくら提示すればいいのかも分かりません。

そこで今回は就活の時に重宝したウェブサイトを2つ紹介したいと思います。



GEHALTSVERGLEICH.COMで平均給与をチェック

まずは面接を受ける職種の給料相場を知るために、
GEHALTSVERGLEICH.COMというサイトを使います。

サイトを開くと1番上の白いスペースがあるのので、そこに職種を入れます。

右のスペースは場所・地名等を入れる欄なので、
それを入れた場合はそのエリア内での検索結果が出ます。

逆に入れなかった場合はドイツ全体での検索結果が出ます。

今回は例としてドレスデンのUIデザイナーを調べてみましょう。

検索結果が出ました。

まずは、ドレスデンのUIデザイナーは
年収24.440ユーロから49.116ユーロというのが相場だと分かります。

ちなみにはドレスデンから15km圏内にある会社のUIデザイナーの求人募集

ここをクリックすると、そのまま会社の求人ページに飛べるので結構便利です。

これだと情報が少ないので、どんどん下にスクロールしましょう。

州ごとのUIデザイナーの最低賃金と最高賃金、そして平均値。

うーん、どの職種も南ドイツは全体的に給与が高い気がします。

羨ましいなあ。

で分かるのは、年齢ごと・会社規模ごと・性別ごとの賃金の推移です。

今画像で出ているのは年齢ごとの賃金ですね。

もっと下にスクロールしてみると、UIデザイナーに関する詳細が出てきます()。

UIデザイナーの給料を決める上で影響する事項
給料推移に関するのグラフの説明が書かれています。

さらに実務経験を積むためのアウスビルドゥング(インターンシップのようなもの)や
大学で学んでおくべき分野、そして実際の業務内容の解もあります。

ページの1番下までスクロールすると最後には、UIデザイナーの実際の給料の例も発見。

性別、年齢、州、経験年数、就業時間が一覧になっていて、とても見やすいですね。

このように名前のついている職種であれば、
かなり細かく調べることができるのがこのサイトのいいところです。

手取りと額面のギャップも計算しておくべし

ドイツの就活で気を付けなければいけないのは、手取りと額面の差額

かなり差っ引かれるので、給料交渉の際は必ず手取りがいくらになるか計算しておきましょう。

その時に役立つのがこのbrutto-netto-rechnerというサイト。

グーグルで「brutto netto rechner」で検索すればたくさんヒットするので、
お好みのサイトを見つけて使うのでも全く問題ありません。

ちなみにbruttoというのは額面、nettoは手取りを意味します。

ページを開いたら、黄色くマーカーをしている部分を埋めていきましょう。

たぶん訳が分からないのは税金クラスについて。

ドイツの税金は細かく6つのグループにクラス分けされています。

クラスI:子供のいない独身、配偶者と別居中の人

クラスII:片親である人(=子どもはいるが配偶者がいない人)

クラスIII: 結婚しており、配偶者よりも自身の収入が多い人

クラスIV:結婚しており、配偶者と同程度の収入を得ている人

クラスV:クラスIIIの配偶者をもつ人 (=結婚しており、配偶者の方が収入が多い人)

クラスVI:副業の場合は自動的にこのクラス

ちなみに独身子なしは子供のいる既婚者よりも多めに払わなければなりません…。

他に日本にないのは教会税ですかね。

もちろん私はキリスト教ではないので払っていません。

そして計算結果がこちら(データはデフォルト入力を使用)。

手取りをサクッと知りたければ、1番下のオレンジ色の数字を見るだけ

私も就活中は明細は全然見ませんでした。

税金に関しては、デフォルトで払わないといけないのが連帯税と所得税。

連帯税というのは東ドイツ復興に向けての税金らしいのですが、いつまで払うんですかね…。

でも朗報もあって、2019年1月から社会保険料の負担額が減るんだとか!

微々たる差かもしれませんが、少しでも手取りが増えるのは嬉しいことです。

まとめ

今日は就活の時に大事なお給料計算に役立つサイトを2つ紹介しました。

ちょうど1年ぶりにぐらいにこういうサイトを見たのですが、
ここで州ごとの平均給与とかを見てしまうと、改めて東ドイツは弱いなあと痛感しました。

今の仕事にもお給料にも満足しているので、転職する気は起きないんですけどね。