ドレスデンのサーカスと率直な感想

ドレスデンのサーカスと率直な感想

週末にサーカスを観に行きました。

知り合いから無料チケットをいただいたのです。

ドイツでサーカスを観るのは今回が初めて。

日本にいた頃は、シルク・ドゥ・ソレイユの公演『コルテオ(2009)』、
『オーヴォ(2014)』を観に行った記憶があります。

まあシルク・ドゥ・ソレイユに関しては、芸術性が極めて高く規模も大きいので
単なる”サーカス”として括るには惜しいですが…。

さて、今回観に行ったのは典型的な巡業タイプの小規模サーカス

いろいろ思うことがあったので、備忘録がてらレポートしたいと思います。



芝生の上の特設テント

会場はStraßburgerplatz(シュトラスブルガープラッツ)のすぐ近く。

停留所の近くに空地っぽい芝生広場があるので、そこにテントが設営させていました。

入り口でポップコーンをゲットし、さっそく客席へ向かいます。

客席は中央の円形ステージを囲うように作られており、ブロック分けされていました。

チケットの値段次第で座れるブロックが決まり、
そのブロック内であればどこに座ってもいいという半自由席タイプです。

客層は9割が家族連れで、小さい子がたくさんいました。

でも開演時間が遅いせいか客の入りは半分以下。

経営大丈夫なのかな…?とちょっと心配になりました。

第一部は水のショー

今回のサーカスは二部構成でなっていました。

第一部は水のショー、第二部は動物のショーです。

水を溜めた池の中にステージが浮かんでいたので、
水族館のショーのように水に潜ったりするのかと思いきや、何も起こりませんでした。

どうやら水のショーというのは、
水に囲まれたステージで行うパフォーマンスみたいです。

しかし、一応上から雨が降る仕掛けはあり、
モアナやアリエルといった海をテーマにした空中パフォーマンスだったので、
たしかに”水のショー”なのかもしれません。

一緒に行った人と「これ、水いらないよね」という会話をしたのはここだけの話。

動物ふれあいタイム

第一部の水のショーが終わったら、動物ふれあいタイムが始まります。

興味がある人はバックステージにいる動物に会いに行くことができるのです。

ちなみにこれは課金制。

他にもゾウの背中に乗って記念撮影もできます(おそらくこれも課金制)。

私はというと、ずっと客席に座っていました。

動物ふれあいタイムの最中に、ステージの水を抜いて陸地を作っていたので、
その懸命な作業を観察していました(結構面白かった)。

動物ふれあいタイム(または転換タイム)は15~20分程度あり、
準備が出来たら第二部のスタートです。

第二部は動物のショー

第二部は様々な動物が曲芸を披露してくれました。

登場したのは、ゾウ・馬・キリン・カバ・鳩など。

動物の芸を見るのは初めてだったので、とにかく驚きの連続です。

調教師?(棒を持った人)の合図に従って、
決められた動きをしてみせたり、自発的に退場していったり、とにかくすごい。

でもなんだか、嬉しい感情は芽生えません。

すごく不自然。動物なのに動物じゃないみたいです。

人間と意志疎通ができるのはとてもすごいことですが、
並大抵の調教じゃここまで統率できないだろう…といろんなことを考えてしまいました。

他にも、キリンの大きさが動物園で見かけるものよりはるかに小さくて、
これは巡業で運べるようにわざわざこの大きさなのかな…とか気になってしまいます。

サーカスの感想

今回初めてドイツの巡業サーカスを観に行ってきたわけですが、
感想を率直に言うならば、楽しいけど動物はいらないなあというのが本音

人間たちの大道芸は、たしかに凡人には真似できないから尊敬するし感動もします。

道化師のつなぎも頑張っていて、結構楽しめました。

でも動物を調教して見世物にするのは、
本来あるべき自然に姿に反するんじゃないかなあと思いました。

気になってサーカスにおける野生動物の使用について調べてみたら、
やっぱり原則禁止されているみたいです。

それでもドイツ国内だけで300以上ものサーカス団体が
野生動物をショーに出演させており、しかもそれを取り締まれていないというのが現状

うーん、どうにかして解決できないかなあ…。

とりあえず私ができることは、動物を使うサーカスにはもう足を運ばないこと。

子どもに動物を見せるなら動物園に行くこと。ぐらいですかね。

日本のサーカス事情については全く無知ですが、今後観に行くとしたら
少し値段が高くてもシルク・ドゥ・ソレイユ一択だな、と思いました。


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