【日独比較】新型コロナ対策の違い

【日独比較】新型コロナ対策の違い

ドイツから帰国して、はや2週間以上が経ちました。

自主隔離期間もようやく終わり、いよいよ自由に外出できます!

さて、今日のテーマは日本とドイツのコロナ対策

私が見てきたのは、厳しい外出制限から緩和に踏み出すちょうど過渡期です。

今回は休業要請や補助金など具体的なデータではなく、
普段の生活で感じた印象の違いをざっくり語っていきたいと思います。


マスクの正しい着用率

日本に帰ってきて真っ先に思ったことが、
日本人はちゃんと!ちゃんと!マスクをつけているということ。

もちろんドイツでもマスクは義務化されています。

が、それは公共交通機関を使用する時買い物の時のみ。

彼らは今までマスクをつける習慣がなかったので、とにかく苦手なようです。

私の多くの知り合いドイツ人は息苦しい!と文句たれだれでした。
(アジア人とは鼻の骨格が違うから苦しいのよ~という人も←解せぬ)

だからマスクをつけるシーンはかなり限定的で、
例えば電車に乗る時は車内にいる、その瞬間のみ。

電車に乗り込む直前までマスクはつけず、
また降りる時も扉が開いた瞬間マスクを外す人が大半です。

ルール的には間違っていないけど、
日本人の視点からすると、なかなか面白い光景でした。

そして、日本の素晴らしい点はマスクの正しいつけ方。

みんなしっかり鼻と口を覆っていて感心します。

ドイツにいた時は、顎マスクとか耳掛けマスクとか、
全然意味ない!みたいな人をよく見かけたものです。

体温チェックの徹底

マスクに加えて日本すごいなあと思ったのが、体温チェックの徹底です。

新型コロナウイルスの第一波が訪れた頃、日本は真っ先に体温チェックを始めました。

もちろん他のアジア諸国でも、初期の頃から同様の政策が行われてきましたが、
ドイツでは体温のチェックなんて一度も経験しませんでした。

日本で働いている友達から、
毎日体温を測って会社に報告してるよ~と聞いた時はビックリ!

ドラッグストアでは体温計が今だに売り切れているし(6月1日現在)
それだけみんなしっかりチェックしているんだなあと感心しました。

他にも、ショッピングセンターに入り口には
非接触型の体温計が多すぎるくらいたくさん設置してあったり、
なかなかドイツでは見られない光景だなあと思いました。

ただひとつ気になったのが、体温による行動制限。

何かの講習会や教室に参加する場合は37℃以下であることが
義務づけれられたりしているようですが、平熱が高い人はどうなんだろう…?

もとから37℃近い人は体温が原因で拒否されたりしないのかなあ?

いろいろ考えていたら、現代日本人の平熱が気になり始めて脱線してしまうので、
この話はここまで。

名ばかりソーシャルディスタンス

次は日本の残念ポイント。

“ソーシャルディスタンス”という言葉は日本でも浸透しているようですが、
イメージ先行であんまり徹底されていないなあという印象を受けました。

例えばスーパーマーケットでの入場制限。

ドイツではロックダウンの頃から入場制限が当たり前になりましたが、
日本では一度もそんなことが起きていないんだとか。

行列に並んだり、1人1カートのルールもないから楽だけど、
店内の人数をコントロールしないと危険じゃないの~?と思いました。

1人1カートのルールに関しては、
人数把握のほかに距離を保つ目安にもなるので、少し残念です。

加えて気になる点は通勤ラッシュ。

先週までは通勤時間帯の電車も空いていたようですが、
6月1日から東京都の休業要請緩和は「ステップ2」になりました。

ここ数か月テレワークだった人たちが再び出勤するようになり、
都内の主要駅(品川駅や新宿駅など)には、見慣れた混雑の風景が戻っています。

もちろん一部会社ではテレワークが続いている例もありますが、
私の周りを見ると、6月から今まで通り出勤をする人が多い気がします。

まだまだ現金社会

ドイツにいた時に感じたコロナによる社会変化のひとつが、
カード支払いの普及でした。

ドイツはアメリカ等に比べるとまだまだ現金社会で、
カードを使うのは大きい買い物をする時くらいです。

お店によっては決められた最低合計金額を上回らない限り、
そもそもカード払いさせてくれないところも少なくありません。

が、その風潮がコロナによってガラッと変わったのです。

スーパーのレジには
「できるだけカード支払いにしよう!私もあなたも安全だし早い!」
と書かれた大きな看板があちこちに。

地元のパン屋さんでも、
「カード払いは1セントから可能!」というポスターが
外から目出すように張られていました。

なぜカード支払いが推奨されるのかというと、
汚染されているかもしれない現金を触る必要がないからです。

ドイツの場合、カード支払いは
パスモみたいにピピッとタッチするだけの非接触タイプ、
あるいは自分でカードを抜き差し操作するタイプが主流のため、
従業員が個人のカードを触ることはまずありません。

つまり、お客さんと従業員さんは接触せずに済むので、
感染リスクを低くすることができるのです。

それに比べ日本はまだまだ…

おつりを手渡しではなくトレーに置いて渡すなど、
日本は日本なりのやり方で頑張っているようですが、
それでは不十分な感じが否めません。

せっかくキャッシュレス政策を昨年から始めたのだから、
これを機会にもっと強く推し進めればいいのになあと思いました。

まとめ

今日はコロナ対策を軸に日独比較してみました。

どの国もそれぞれのやり方で奮闘していて、他の国から学べることもたくさんあります。

どうしても厳しめのドイツから帰国してしまうと、
自粛や個人ベースの取り組みをメインとする日本に物足りなさを感じてしまいますが、
感染者数や死者数を考えると日本の取り組みもそう悪くはないのかもしれません。

ここ最近では、東京で「東京アラート」が発動したり、
ドイツも基本再生産数が再び上昇したりと、まだまだ油断はできませんが、
両国とも引き続きコロナ対策対策頑張ってもらいたいですね!