Lime(eスクーター)に乗ってみた
- 2019.08.11
- ドイツでの暮らし

お久しぶりです。
ここ最近は、3週間の有給を取って夏休みを謳歌していました。
さて、今回のテーマはeスクーター。
eスクーターというのは、電動キックボードのことです。
ドイツでeスクーターが解禁されたのはつい2か月前のことで、
まだ全国に浸透しているわけではありません。
でも運がいいことに、私の住むドレスデンでは先月許可がおりました!
最近では街の至るところでeスクーターを見かけます。
私も実際に乗ってみたので、今回はその感想をお伝えしたいと思います。
ドイツのeスクーター事情
冒頭でもチラっと触れましたが、eスクーターの認可は自治体ごとなので、
地域によってはまだ見かける機会がありません。
全国共通で決まっているルールは、
- 年齢が14歳以上であること(免許は必要なし)
- 20km/h以下で走行すること
- 走行の際は一般道、あるいは自転車専用道路を走ること
- 保険が義務付けられていること
ちなみに一般的なのは乗り捨て式のレンタルで、
マイeスクーターを購入している人は少数派なよう。
他にもマンスリーレンタルのサービスが既に誕生していたり、
これからどんどん広まっていきそうな予感がします。
乗り捨て式のレンタルも会社がいくつかあって、よく見かけるのは下の4つです。
- Circ
- Tier
- Lime
- Voi
利用方法や料金もほぼ似たり寄ったりで、
専用のスマホアプリに支払方法を登録すればさっそく利用できます。
実際に乗ってみた
私が利用したのはLimeという会社のレンタルeスクーター。
Limeを選んだ理由は、ドレスデンでは今のところシェア率が1位だからです。
登録はとっても簡単で、Limeの専用アプリをインストールし、支払方法を入力するだけ。
支払方法はクレジットカードかデビットカード、あるいはPaypalも使えます。
ちなみにN26という銀行の口座を持っていれば、
2019年12月5日まで半額で利用できるキャンペーンもやっています(かなりお得!)。
アプリを立ち上げると、このように近くのeスクーターを見つけることができます。
お目当てのeスクーターを見つけたら、手すりの下のQRコードをアプリで読み取るだけ。
数秒以内に読み取ったeスクーター本体からロック解除の音が鳴るので、
それが確認できればさっそく走り出すことができます。
乗り方は至って簡単。
普通のキックボードのように最初に1~2回地面を蹴れば、
あとは電動で走ってくれます。
右の手すり横にあるレバーを下に押すとスピードが調整でき、
最高速度19km/hまで出せます(自転車より少し遅いくらいかな)。
ブレーキは左横にあり、使い方は自転車と全く同じです。
目的地に着いたら、eスクーターを好きなところに停めてアプリの終わりボタンを押すだけ。
すると、走行距離や時間をチェックできる画面が現れます。
※この日はクーポンがあったので、ロック解除料がタダでした
支払いは自動的に口座から引き落とされるので、特に何もする必要がありません。
気になる利用料金
料金設定は基本的にロック解除料+走行時間で計算されます。
Limeの場合、ロック解除料は1回につき1ユーロかかり、
そこに1分あたり20セント(0.2ユーロ)がどんどん追加されていきます。
10分間乗ったら、解除料1ユーロ+(20セント×10分)=3ユーロ といった仕組み。
ちなみにN26の銀行口座で登録していれば、1分あたり10セントと半額になります。
コスパがいいかどうかは、何分くらい乗るかにもよるかな。
例えば、ドレスデンのトラムは1回2.4ユーロなので、
7分以内に着く短い距離だったらeスクーターの方がギリギリ安いことになります。
行きたい場所によってはトラムで遠回りしないといけないこともあるので、
eスクーターの方が近いし早いし安い!なんてこともしばしば。
eスクーターのメリット
レンタルeスクーターのメリットを挙げるならば、
- 圧倒的に楽しい
- 行く場所によってはeスクーターの方が早く安く行ける
- 操作が簡単
- 好きな場所で乗り捨てできる
- たいていは徒歩5分以内のどこかに空きのeスクーターがある
- 免許がいらない(ドイツの場合)
といったところでしょうか。
eスクーターのメリットはなんといっても、めちゃくちゃ楽しいこと!!!
レバーひとつでビューンとスピードが上がるので、
天気がいい日にちょこっとお出かけしたい時なんかは超オススメです。
私もeスクーターにドハマりしてしまって、
近場で外出する時は専らeスクーターに乗っています。
キャンペーンのおかげで年内は半額で利用できるし、もう最高。
eスクーターのデメリット
しかしながら、eスクーターにはデメリットもあります。
- 車道を走るので危ない
- 長距離となると割高
- 天気が悪いと楽しさが半減
- 石畳やガタガタの道路は振動が手に伝わって不快(手が痒くなる)
- マナーを守れない利用者がいる
- 適切な場所に停められていないことがある
- スマホがないと利用できない
パッと思いつくものだけでも結構ありますね。
まず、1番に思いつくのは安全の問題。
交通量の多い道路での走行は、結構危険だなと思いました。
特に初めて乗る時は、自転車レーンのあるところや
交通量が少ない閑静な住宅街などを選んだ方が無難かもしれません。
また道路に関連して言えば、アスファルト舗装された道路を走るのがオススメ。
キックボードに乗ったことがある人なら想像できると思いますが、
滑らかでない道の上を走ると、振動が手に伝わって痒くなってしまいます。
あとはマナーの問題。
eスクーターはまだ始まったばかりのせいか、
マナーを守っていない人が多い気がします。
走行禁止エリアを平気で走っていたり、二人乗りをしていたり、
あるいは川の河川敷に投げるように乗り捨てされていたり…。
※レンタルeスクーターは特定のステーションがない代わりに、通行を妨げない道脇に立てて停めるルールがあります
まとめとLimeのクーポン
今日はレンタルeスクーターのレビューを書いてみました。
すっかりeスクーターの虜になっていまった私ですが、
まだまだ改善点があるのは否めません。
どうにか安全に快適に楽しく乗れる日が訪れるといいな、と願うばかりです。
ちょっとオマケですが、Limeのクーポンをゲットしました。
下のコードを入力すると、最初のロック解除料が無料になるんだとか。
RVBLP7C
ヨーロッパでLimeに初めて乗るよ~!という人は是非使ってみてください。
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