ドイツで年1回の婦人科検診
- 2019.02.01
- ドイツでの暮らし

今週は婦人科検診に行ってきました。
ドイツの病院代は月々の保険でカバーされるので、基本的に無料です。
もちろんこういった定期健診も無料(歯科を除く)。
ちなみに会社を挙げての健康診断はドイツでは一般的ではありません。
自分たちで自発的に予約をとり、健診を受けに行く必要があります。
女性なら欠かせないのが婦人科検診。
ドイツの女性は年1~2回のペースで定期健診を受けています。
私はずっと面倒で行くのを先延ばしにしていたのですが、
会社の女の子にりっつもいい加減行け!と口酸っぱく言われたので、初めて行ってきました。
病院の予約で数か月待ちはザラ
ドイツの病院は歯医者以外であれば基本無料なのですが、
予約待ちがえげつないのがデメリット。
救急外来であれば、もちろん当日に診てもらえますが、
それでも待ち時間が長いのはよくあることだそうです。
ちなみに私が救急外来に行った時は運がよかったのか、
割とすぐに診察してもらえました(その時の記事はこちら)。
今回の婦人科検診はというと、予約が取れた日にちは3週間後。
でもこれはかなり運がいい方!
皮膚科や整形外科、歯科などは3か月待ちもザラだそうです。
病院代無料なのは嬉しいけれど、予約がなかなか取れないと行く気も失せますよね。
なお、初診の予約の取り方はお医者さんによって様々。
直接病院の受付に行って空いてる日を聞く他に、
オンラインフォームで予約を受け付けている先生もいます。
まずは受付
今回は初診ですがオンラインで予約をしていました。
着いたらまずは受付に行き、住所・電話番号の確認と保険証の提示をします。
問診票などは特にないので、名前を呼ばれるまで待ちます。
そしてただひたすら待つこと30分、やっと私の番がやってきました。
事前予約でしか診療を受け付けていないのに待たせるってどういうこと~!
でも待ち時間は日本の病院と同じように、
雑誌や本を自由に読むことができるので、あまり退屈はしませんでした。
問診でなんでも相談できる
問診には先生1人しかおらず、看護師さんはいませんでした。
ちなみに男の先生でしたが、とっても気さくでなんでも話せました。
問診票がない代わりに、たわいもない雑談(仕事や日本の話など)から始まり、
その後どんな悩みがあるか親身になって話を聞いてくれます。
ちなみにドイツの友達いわく、
女医さんは気分屋が多いから男の先生の方がいいんだとか。
まあこればっかりは個人差もあるのでなんとも言えません。
さて、問診にひと段落がついたら検診に移ります。
検査着もカーテンもなし
隣の部屋に内診台があるので、スムーズに移行します。
日本で婦人科検診を受けたことがないので比較できませんが、
検査着もカーテンもありませんでした。
もうね、そのまま!
仕切りのところでズボンとパンツを全部脱いで、準備ができたら内診台に座ります。
そしてサクサクと検査が始まりました。
最初は少し緊張しましたが、先生が物腰柔らかく接してくれるので
リラックスして受けられました。
ちなみに検査内容は子宮頸がん検査のみです。
触診と細胞診という綿棒で子宮頸部の細胞を摂取する方法でした。
エコー検査に関しては、希望すればやってもらえます。
ただし、特別な理由がない限り自由意志での診断になるので保険適用外になります。
なお、私はまだ20代なので子宮がん検査のみでしたが、
30代からは乳がん検査がプラス、50代からは直腸診もプラスされます。
まとめ
今日はドイツの婦人科検診の体験談を書いてみました。
全体の所用時間は、
待ち時間30分+問診・検査時間15分=45~50分といったところでしょうか。
意外にサクッと済んだのでよかったです。
ちなみに、帰りの受付は処方箋(お薬を出してもらった場合)を受け取るのみで
お金を払ったり何か手続きをする必要は特にありません。
次回の予約を入れたければ、その場で空いてる日を入れてもらって予約完了。
診察券のようなものに日時を書いて渡してくれるところもあれば、
メールやSMSでリマインダーを流してくれる病院もあります。
さて、婦人科検診の話に戻りましょう。
20代以降は毎年1回受けたほうがいいと言われる婦人科検診、
ドイツは無料なのでもちろん行くべきですが、日本でもそんなにお金はかかりません。
まだ行っていない人は、これをきっかけに検診に行ってみてはいかがでしょうか。
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