【ドレスデンの春祭り】Dresdner Frühjahrsmarkt

【ドレスデンの春祭り】Dresdner Frühjahrsmarkt

ドレスデンの旧市街には大きなマルクト広場(マーケットのこと)があります。

この広場で毎年冬に行われるクリスマスマーケット(Weihnachtsmarkt)は世界的に有名です。

しかしこのような屋台が立ち並ぶのは、実は冬に限りません。

今の季節は春の訪れを祝う春祭り(Frühjahrsmarkt)
ここマルクト広場で開催されています。

ドイツの春は4月から5月にかけて植物が一気に葉っぱや花をつけ始めます。

私の住んでいるドレスデンはもたくさん咲いて、
お花見文化こそないものの、4月は春の訪れを実感することができました。

桜が散ると今度はライラックの香りが道端を漂い、
何の変哲もないただの道を歩いているだけで幸せな気分になれます。

ライラックの香りが街いっぱいに香る時期になると
だいぶ日も長くなり、日中は気温が20度を超える日が続きます。

そう、ドイツの春はとっても短くて、春が来たと思ったらすぐに夏になってしまうんです!

従ってこの春祭りも名前は春となっているけれど、
お店を出している人も、訪れるお客さんも半袖を着ている人が多いです。



ラインナップをチェック

食べ物のラインナップは定番のグリルソーセージじゃがいもの炒め物
甘いデザート系だとクレープローストナッツ等が多かったです。

これらはクリスマスマーケットでも売られているのであまり変わり映えはしません。

ドイツの屋台でソーセージを頼むと毎回この小さなパンに挟んで提供してくれます
こちらはお魚系。白身魚のフライや魚のマリネを挟んだサンドイッチ等が食べられます

 

飲み物はグリューワイン(ホットワイン)の代わりに
ビールや果物を贅沢に使ったフルーティーな冷たいお酒などが売られています。

お店のお兄さんに写真撮っていいか聞いたら、爽やかスマイルで「もちろん!」って答えてくれた

 

一方物販の方はバラエティ―に富んでいて、
カバン等のオシャレグッズからドレスデン近郊で採掘された天然石まで様々なものを
発見することができました。

 

クリスマスマーケットの場合、
ツリーに飾るデコレーショングッズや蜜蝋のキャンドル等どこも似たり寄ったり。

しかし春祭りはその点で物色していて飽きません。

他にも春らしいなと思ったのがテントのエリア。

採れたての野菜が売られていたり、家庭菜園やガーデニング用の花の種なんかもありました。

地産の白アスパラとイチゴはこの時期だけ!

 

お店の他にもミニステージやミニ観覧車があったりして、老若男女問わず賑わいを見せています。

このミニ観覧車、ものすごいスピードで回転していて結構怖い

 

祭りのシンボル!マイバウムとは

マルクト広場の中心には祭りのシンボルである大きな木、
マイバウム(Maibaum)が立っています。

マイ(Mai)=5月

バウム(Baum)=木

つまりマイバウムとは“5月の木”という意味です。

マイバウムはこの季節になるとドイツ各地で建てられ、
一種の風物詩ともなっています。

カラフルなひらひらした飾りが七夕っぽいなって思った

 

このマイバウム、歴史はかなり古く中世まで遡る説もあるようですが、
はっきりとしたルーツは未だに明らかにされていないのが実態です。

クリスマス同様、古代からの風俗的行事に宗教的要素がミックスされたことで
起源が分からなくなってしまっているようです。

マイバウムは地域によっても意味が異なります。

ドイツ南部(バイエルン州など)ではかつては悪魔よけのための行事であったものが、
それが現代では春を祝うイベントになったとされています。

一方でドイツ北西部のノルトライン=ヴェストファーレン州で育ったドイツ人の友達は、
男の子が好きな女の子の家の前に木を立てるイベントだと説明してくれました。

ちなみに閏年では女の子が男の子の家の前に建てる決まりなんだとか。

地域によって意味合いがこんなにも違うことが分かりますね。

まとめとアクセス方法

今日は現在マルクト広場で開催されている春祭りを紹介しました。

屋台の小屋ひとつひとつを見て回ると、
菜の花のデコレーションをつけていたり、植物で覆っていたり、
クリスマスマーケットとは一風変わった飾りを屋根につけていました。

この春祭りは4月27日から5月21日まで約1か月間やっています。

バス・トラムの停留所 “Altmarkt”の目の前なのでとっても分かりやすいです。

この期間内にドレスデンを訪れる予定のある方は、
是非足を運んでみてくださいね。