【美術館ファンはマスト】アルテ・マイスター絵画館

【美術館ファンはマスト】アルテ・マイスター絵画館

ドレスデンにはザクセン州によって運営されている州立美術館がいくつかあります。

その目玉美術館のひとつが「Gemäldegalerie Alte Meister(アルテ・マイスター絵画館)」

アルテ・マイスター、つまりオールド・マスターという言葉が指し示す通り、
この美術館で展示されているのは18世紀以前の巨匠による作品ばかり。

実際に足を運んで思ったのですが、
特にルネサンス期のイタリア絵画・オランダ絵画が多いように感じました。

加えてドイツのクラナハの絵もかなりたくさん展示されていましたよ。

私は古典美術よりも近現代美術に興味があるので、
ずっと行くのを後回しにしていたのですが、今回気が向いたので行ってみました。

そう、誰しもが見覚えあるだろう、この天使を拝見するためです!

実はこの天使、絵画のほんの一部分でしかない

雰囲気が最高

私が美術館巡りが好きな理由のひとつに、
日常世界とは切り離された別空間が美術館にはあるということが挙げられます。

展示作品はもちろんですが、
建物そのものの建築や全体の雰囲気、順路の展開などを比べるのが結構楽しいんです。

アルテ・マイスター絵画館は導線がひとつしかないので、
良い意味では順を追って見やすく迷うこともないし、
逆に悪く言えば奥まで行ってしまうと入口に戻るのが大変だったりします。

さて肝心な館内の印象ですが、最高!!!のひとことに一言に尽きます。

まず来客が多すぎないので、ゆっくり静かに楽しむことができるのがいい。

特に1番有名なラファエロの『システィーナの聖母』等がある大広間には
長いベンチが置いてあるので、座ってじっくり鑑賞することだってできます。

ウィーンの美術史美術館にそっくりの部屋

 

このフロアは天井から自然光を取り入れており、かなり開放的。

絵画もバランスよく展示されているのでストレスなく絵に没頭することができます。



印象に残った作品

アルテ・マイスター絵画館は、超巨大規模の美術館ではないものの、
そこに展示されている絵画は珠玉の作品に絞っているため、全部が必見。

古典にあまり興味がない私でもついつい見入っちゃう作品が多くありました。

フェルメールの作品は残念ながら修復作業中で見れませんでしたが、
今回印象に残ったものをピックアップしていくつか載せたいと思います。

邦題がついていない作品は原題か英語タイトルのままです。

クラナハ(子)『der schlafende herkules und die pygmäen』
ホントホルスト『歯医者』
ラファエロ『システィーナの聖母』
サーフェリー『Before the Deluge』
クラナハ(父)『楽園』
クラナハ(父)『アダムとイヴ』

 

特別展も魅力的

私が行ったときは期間限定でヴェロネーゼ展が開催されていました。

どうやら修復作業が終わって再び人目に触れられるようになったよ!
おめでとう!おかえり!みたいな特別展だったようです。

私はルネサンス期の美術に疎いので
このヴェロネーゼという画家を知らなかったのですが、
そんな私でも存分に楽しむことができました。

展示の内容は修復作業の過程公開や作品解説が主です。
(奥にはちゃんと本物の展示もありましたよ!)

空の色にどのピグメントが用いられていたかを徹底解説

 

私がすごいと思ったのは、展示方法をとても工夫していたところ。

電子端末を使ってインタラクティブにコンテンツを享受でき、
知らない古典絵画なのに退屈することなく楽しむことができました。

ipadを壁に向けると、ピントが合った部分の色素成分の解析やCTスキャンの結果を見せてくれる

 

相関図をスッキリ整理して解説してくれる機械。例えばこの写真で光が当たってる人たちは兄弟関係

 

まとめ

想像以上に満足感を与えてくれるアルテ・マイスター絵画館

古典絵画や美術館そのものに興味がある人にとてもオススメです。

美術館の規模は大きすぎず小さすぎずといった程よい感じなので、
観光ついでに半日美術館で過ごしてみるのもアリですよ。

ちなみにこのアルテ・マイスター絵画館はツヴィンガー宮殿の中にあるので、
ちょっとラグジュアリーな気分にもなれます。

また昔のツヴィンガー宮殿を描いた絵画も館内に展示されているので、
それを見るだけでもテンションが上がるのは間違いないでしょう。