ドイツでインターンシップ

ドイツでインターンシップ

ドイツでは多くの大学生がインターンシップをやっています。

インターンシップをやる1番の理由は、就活時の履歴書に書けるから。

これがあるとないとでは、仕事ができる人としての信用度がかなり変わってきます

ちなみに大学の学部によっては、必須科目として
学外でのインターンシップを義務付けているケースもちらほら。

ちなみに私の会社にもインターンシップ生は数人います。

必須単位を回収するための人だったり、
経験を積むため(箔をつけるため)の人だったり理由は様々です。

今日はそんなドイツのインターンシップについて紹介しましょう。



ドイツのインターンシップは大きく分けて2種類

ドイツには大きく分けて2種類のインターンシップがあります。

まずはPraktikum(プラクティクム)と呼ばれるもの。

そしてもうひとつはWerkstudent(ヴェルクステュデント)。

勘がいい人なら分かるかもしれませんが、
ステュデントはドイツ語でスチューデント、つまり学生のことを指します。

ざっくり分けるとしたら、職業体験・お試しができるのがプラクティクムで、
社員に混じって即戦力が要求されるのがヴェルクステュデントになります。

どっちが人気かは分かりませんが、うちの会社には両方のタイプの学生さんを受け入れています。

会社員の私からすれば、学生さんは学生さんなので
プラクティクムだろうがヴェルクステュデントだろうが正直どうでもいいというのが本音。

というかイマイチ違いが分かりません(私ドイツでインターンシップやってないし)。

でも実際にうちの会社にいる学生さんに話を聞くと、どうやら違いは一応あるらしいです。

学生さんって言っても、私の方が年下(というか会社で1番年下)なんだけどね。

ハードルが低いのはプラクティクム

まずは職業体験・お試し的要素が強いのがプラクティクム

こちらは「働くということ」を学ぶためのプログラムで、
実施期間もたいていは6~8週間と短めに設定されています。

プラクティクムの目的は会社に貢献することではないので、
期間中に優秀な業績を残さなきゃ!みたいな圧力を感じる必要はありません。

職業デビューだから仕事はできなくて当たり前。

会社側もあまり期待していないので、自分のペースで会社の雰囲気を味わったり、
将来活躍したい業界に片足が突っ込めれば収穫アリです。

気になるお給料の方は結構ややこしくて、
プラクティクムの種類によってもらえる額が変わってきます。

プラクティクムは法的には会社の従業員ではないものの、
ドイツ国内の最低賃金額は適用されることになっています。

ちなみに現在の最低賃金額は時給換算で9,19ユーロ(2019年1月に値段がアップしました)。

しかしプラクティクムをやる全ての学生が最低賃金額を受け取れるかというと、
そうではないのが現状です。

というのも、最低賃金額が適用させるための規定が細かすぎるから。

例えば、実施期間が3か月以上であること。

あるいは、大学の必須科目としてのプラクティクムは対象外であること。

この段階で大半のプラクティクムは最低賃金額がもらえないことになります。

とはいえ、カフェとかでバイトをするよりも収穫が多いのは事実。

お金をもらいながら職業体験ができるなら、アリなのかもしれません。

ヴェルクステュデントはコネにもなる

次はヴェルクステュデント。

こっちはガッツリ会社にコミットするのが特徴です。

もはや社員のひとりとしてカウントされ、法的にも従業員として扱われます

ヴェルクステュデントはプラクティクムと違い、即戦力が求められます。

任されるタスクの内容も本物の仕事と変わらないので、
責任感を持って仕事に向き合わなければなりません。

その分やりがいがあるのも事実。

実際、ヴェルクステュデントの場合は契約期間も圧倒的に長いです。

大学卒業後にそのまま正社員登用されるケースも少なくありません

実際に私のチームにいる女の子も最初はヴェルクステュデントとして働き始め、
大学卒業後もそのまま会社に残って正社員として働いています。

ところで、ヴェルクステュデントは普通の会社員とどう違うのでしょうか?

大きな違いを挙げるならば、まずは労働時間。

会社員の場合は、週40時間(1日あたり8時間)が一般的ですが、
ヴェルクステュデントはその半分、つまり週20時間までしか働けません

その理由としては「学生であること」が本業だから。

でも週20時間ルールは講義がある期間のみで、
例えば夏休みなどはフルタイムで働くことが許されています。

他にも、お金は稼げるけれど社会保険料は免除されるところなどが会社員と異なります。

ヴェルクステュデントが払わなければならないのは年金のみで、
これも月に稼いだお給料が450€に満たない場合は払わなくていいとされています。

ちなみに有給も法律上では取れることになっています。

もらえる日数は出勤した回数によって変動しますが、
例えば1日4時間労働を週5でこなせば、年間20日間の有給が付与されることになります。

でもね、これが実際に守られていないのが現実なんです

名の知れた大企業でのインターンシップならルールもきっちり守られているかもしれませんが、
私が働いているような中小規模の会社では、有給がもらえないみたいなんです。

私の会社でヴェルクステュデントをやっている学生さんが嘆いてました。

それでもやらないよりはマシなので、ヴェルクステュデントを続けているようです。

まとめ

今回はドイツにある2種類のインターンシップ、
プラクティクムとヴェルクステュデントについて紹介しました。

ドイツのインターンシップに興味がある人は、
自分にどっちが向いているのか一度考えてみるとよいかもしれません。

そういえば、最近は日本の就活でもインターンシップの経験を問われるみたいですね。

私が学生だった頃は、遊ぶためのお金を稼ぐためにバイトしかしてなかったなあ。

地元のイタリアンで働いたり、上野の鰻屋で働いたり、
はたまた銀座のスムージーバーで働いたり、茅場町の小料理屋で働いたり…。

バイトそのものが楽しかったので、当時の生活はなかなか気に入っていましたが、
インターンシップに励むチャンスは見事に逃してしまいました。

おかげで私の履歴書のインターンシップ経験欄は真っ白です。

これを読んでいる学生の方は、悔いのない学生生活を送ってくださいね。