晩ご飯は温かい料理が食べたいんじゃー!!!

晩ご飯は温かい料理が食べたいんじゃー!!!

カルテスエッセン(kaltes Essen)って聞いたことありますか?

これはドイツ語で“冷たい食事”という意味です。

昨年のクリスマスから年明けまでドイツ人の彼氏の実家にいたので、
もちろん食事のスタイルはドイツ流。

ドイツ人の多くは昼に温かいものを食べ、夜は“冷たい食事”をします。

でも私はカルテスエッセンは無理!!!!!!

今回の記事はおそらく有益な情報が少ないですが、
私なりのカルテスエッセンのメリット・デメリットを挙げてみたので、
興味がある方は是非読んでいってください。



カルテスエッセンとは何なのか

カルテスエッセンとは、具体的にパンにハムやチーズを乗せたものを指します。

火を使わずに冷蔵庫のものをぺっぺっと乗せるだけなので“冷たい”のです。

ちなみに、家族が集合してる場合は、Schnittchen(シュニットヒェン)を作ります。

シュニットヒェンというのは、カルテスエッセンを一口サイズに小さくカットしたもの。

これを何種類か作り大皿に並べて、みんなでちょこちょこつまむのです。

イメージとしてはカナッペとかピンチョスみたいな感じ。

この写真ほどオシャレで手が凝ってないけれど…

そうなんです。

これはあくまで軽食のポジションであって、メイン料理ではないのです。

ドイツ人の晩ご飯はいつもメイン抜きの軽食のみでおしまいなのです。

私の彼の実家も例に漏れず、毎晩シュニットヒェンが出てきました…。

時間帯は20時過ぎぐらいのちょっと遅めな時間。

なぜなら夕方4時から6時の間にカフェタイムを挟んでおり、
そこでクッキーやらシュトレンやらバウムクーヘンやらをバクバク食べているからです。

いや、美味しいんだけどね。

でも私としては、晩ご飯の時にガッツリ「食事」がしたいんです。

カルテスエッセンのココが気に入らない

カルテスエッセンに関して賛成の声を多く聞くのですが、私は反対です。

たまにならいいけど、デフォルトがカルテスエッセンは嫌だなあ。

特に寒い冬の晩なんかは、温かいスープを飲んでじんわり温まりたいです。

さて、今からカルテスエッセンの何が気に入らないのか、勝手につらつら書いていきます。

①心も体も100%満たされない

私は日本で生まれ育った人間なので、
晩ご飯は“ちゃんとした”料理が食べたい派です。

1日学校や会社で頑張ったご褒美として、
夜は美味しいものをお腹いっぱい食べたいなあ、という気持ちになるのです。

家に帰ってきて「ご飯だー!やったー!!!」と思った矢先に
ハムの乗っかったパンだけがテーブルに並んだらどうでしょう?

私は少しガッカリしてしまいます。

疲れた体にエネルギーを補給する実感が湧かなそうだし、
すぐに食べ終わってしまうので夕食時の家族団らんもできません。

冷たいパン数切れのみでは食事をした気にならないので、心も体も満足しないのです。

②寝る前にお腹が空く

晩ご飯が簡単な軽食のみだと、おのずと数時間後にお腹が空きます。

食べてすぐ寝るのならまだしも、
その後に遅くまで起きていると再び空腹に襲われるのです。

パン数切れじゃなくて10切れ食べればいいじゃないか!と思うかもしれませんが、
私は晩ご飯に“冷たい食事”をするのがそもそも性に合っていないので、
そこまでたくさん入らないんです。

だって、朝食と同じ内容ですよ。

味が単調すぎるので、量をそこまで食べれないんです。

③とにかく飽きる

ちなみにカルテスエッセンにバリエーションという概念はありません。

たしかにチーズやハムの種類は日本よりもたくさんあるので、
その日気分で好きな具材を選ぶことができます。

パンの種類に関しても、ドイツは世界一パンの種類が多い国なので、
彼の家でも常に3種類以上のパンはありました。

これらをいろんな組み合わせで楽しむのが“冷たいご飯”なのですが、
この日替わりにも限界というものがあります。

どれを食べてもパンであることに変わりはないし、
中身もサラミかハムか、あるいはカマンベールかチェダーかの違いのみなので、
なんとなく毎回同じものを食べている気にならざるをえません。

例えるならば、コンビニのサンドイッチを日替わりで食べている感じ。

たまごサンドもハムチーズも美味しいけれど、サンドイッチには変わりありません。

選択できる範囲は、サンドイッチというカテゴリーの中での種類くらいなのです。

だから、飽きる。

とてもとても、飽きる…。

カルテスエッセンのメリットは認めざるを得ない

ここまで、カルテスエッセンの文句をさんざん言ってきましたが、
実はメリットもいくつかあるんですよね。

特に忙しいママにはありがたい制度なのかもしれません。

ここからは“冷たい食事”の長所をいくつかリストアップしたいと思います。

①準備がラクチン

カルテスエッセンの圧倒的なメリットは準備のラクさでしょう。

パンにバターを塗って具材をぺっぺっと乗せるだけで完成するので、
準備に時間がかかりません。

また材料は日持ちのするものばかりで冷蔵庫に常備させておけばいいので、
わざわざ献立を考えてスーパーに買い物に行く必要もないし、
あ!まだ残ってると思ってた調味料がない!なんて事態も発生しません。

これなら育児や仕事後で忙しいママでも、料理の苦手なパパでも安心です

また、誰かの帰りが遅くて一緒に食事がとれない家族も
気を遣わずにサクッと食べることができます。

カルテスエッセンは出来立てじゃなくても美味しいので、
作ってから時間が経ったものでも、冷蔵庫から出してそのまま食べることができます。

これがから揚げとかになると、時間が経っているならチンしなきゃいけないし、
本音を言うならば揚げたてが1番食べたいですよね。

②後片付けもラクチン

そもそも料理をしなければキッチンは汚れません。

カルテスエッセンに必要な食器類も、バターナイフとパンを並べるお皿くらい。

夜疲れていても、サクッと晩ご飯を済ませることができて、
さらに片付けも手間がかからないので、家事の負担がかなり軽くなります。

ちなみにドイツのほとんどの家庭には、大きな食洗器も完備されています。

食器洗いもやらなくていいとなると、いよいよ“冷たい食事”が素晴らしい気がしてきますね。

③食べ過ぎで苦しくならない

そういえば、1日3食は食べ過ぎだという話を聞いたことがあります。

どうやら現代人は食べ過ぎらしいですね。

たしかに私の父親も、晩ご飯を食べ過ぎて頻繁に苦しがっていました。

私もそうだけど、ついつい腹十分目まで食べたくなってしまうんですよね。

だってご飯美味しいし、食べた分だけ心も体も満たされる気がするじゃないですか。

でも正直に言うと、食べ過ぎで後悔することも多々あります。

そこで食べ過ぎを防止してくれるのがカルテスエッセンというドイツスタイル。

これなら食べ過ぎで苦しくならないし、胃腸への負担も軽そうなので、
健康的な食事なのかもしれません。

毎日とはいかなくても、例えばお昼にたくさん食べちゃったり、
ティータイムでケーキを食べてしまった時はカルテスエッセンもアリですね。

まとめ

あなたはカルテスエッセンについてどう思いますか?

今回こうやってメリット・デメリットを挙げてみて、
改めて自分の理想とする晩ご飯像が見えてきた気がします。

補足ですが、ドイツ人全員がこの食事スタイルをとっているとは限りません。

会社の人とカルテスエッセンの話題で盛り上がっていた時、
「でも俺の家は夜に温かい料理を食べるよ!」と言ってた人もいました。

ちなみに私の彼はどっちでもオッケー派。ホッと胸を撫で下ろしております。

ついでに昨日の晩ご飯はマカロニ&チーズを作りました。

新年早々、超ハイカロリー爆弾です。美味しかった!