【慶應】交換留学の学内試験~書類編~

【慶應】交換留学の学内試験~書類編~

ちょっとしたカミングアウトですが、私の通っていた大学は慶應義塾大学でした。

学部生の頃に学内の「派遣交換留学」という制度を利用して、
1年間ザールラント大学に留学していました。

慶應義塾大学は世界各国の130以上の大学と協定を結んでいます。

ドイツ国内だと以下の大学に留学することが可能です(2018年現在)。

  • ベルリン自由大学
  • デュッセルドルフ大学
  • ハレ大学
  • アーヘン工科大学
  • ザールラント大学
  • ダルムシュタット工科大学
  • ミュンヘン工科大学
  • ドレスデン工科大学
  • ボン大学
  • ケルン大学
  • ジーゲン大学
  • WHU オットー・バイスハイム経営大学

ドイツ国内だけでもこんなにたくさんの留学先が用意されているので、
志望校選びもなかなか大変という、贅沢な悩み。

しかし派遣交換留学制度を利用するには、まずは学内試験を突破しないといけません。



これは慶應に限らずとも、どの大学でも同じかと思います。

大学ごとに異なる点は、倍率の問題と試験内容でしょう。

今回は私の体験談がメインになってくるので、このテーマに興味のある方全員に
役立つ内容かどうかは分かりませんが、少しでも参考になればいいなと思います。

書類を書き始めるまで

慶應の学内試験は、一次で書類選考があり、それに通過した者が面接に進むことができます。

ちなみに書類の段階で、学校が定めている出願条件を満たしていなければなりません。

どの国にも共通しているのは成績(GPA)くらいかな。

それ以外の語学力の最低ラインなどは国ごと・志望校ごとに異なるので、
人によってはあまり重要ではないです。

書類選考の上でチェックされるであろう箇所は、
志望理由書留学計画書、そしておまけ程度に大学別志望理由書

みんなが知りたいのはたぶんここですよね。

私も当時、留学を決意してから学内選考の書類を目にし、
どうやって書いたらいいのかさっぱり分かりませんでした。

おまけに日本語だけではなく、留学先で使用する言語でも書かないといけないなんて!

意識の低い不真面目独文学生だった私には、この書類が第一関門です。

まずは、同じく派遣交換留学制度を使ってイギリスに留学した
サークルの先輩に相談をしました。

親切にも、先輩が実際に大学に提出した書類を見せてくれたので、
これはかなり参考になりました。

どういう風に書けばいいか、ニュアンスをなんとなく掴めた私は
さっそく書き始めようとするのですが、これがなかなか書き出せなくって…。

だって、留学先で研究したいことなんて無いもん!

私はただドイツに行きたいだけなので、そんな崇高な理由なんぞありません。

しかしこのことを独文の教授に正直に相談したら、
それだとさすがにキツいから、何か興味のある分野でそれっぽい理由を書いてみなよ!
と言われてしまいました…。

悩んだ末に思い出したのが、その時取っていた独文設置のメディア学の講義でした。

その講義は毎回本当に面白くて、のめり込むように教授の話を聞いていたので、
このことで書いてみようと決意したのです。

それからはトントン進みました。

まずは志望理由書

志望理由書を書くにあたって最も重要なのは、

なぜわざわざ国外でそれを学ばないといけないのか?

ということを明確にすることです。

それ慶應でもできるじゃんと言われてしまったら、ぐうの音も出ないので、
ここはきっちりと理由を煮詰めて濃くする必要があります。

私の場合は、

私の学びたい「メディア学」という学問が、
国内では一元的な見方しかされておらず、それは私が知りたいことでない

私はもっと多方面から「メディア学」にアプローチし、深い理解したい

特に私の興味のある哲学分野から見た「メディア学」はドイツで盛んだから
そこに行って○○教授の講義を受ける必要がある

といった流れで文章を書きました。

ちなみに志望理由書に特定の大学や教授の名前を出すかどうかは自分次第。

ピンポイントで具体的に書けばそこへの熱意が伝わるし、
書かないならば、それは大学別志望理由書の時に書けばいいだけです。

さて、これが書けたらひたすらブラッシュアップ。

与えられている文字数が結構少ないので、全体の内のエッセンスのみを抽出し、
専攻の教授の力も借りながら、より洗練された文章に仕上げました。

ドイツ語の方も何度も何度も添削してもらいました。

大学生になりたての春からずっとお世話になっていたドイツ人の先生が
かなり親身になって指導してくれたおかげで、最後はかなりの出来栄えになったのを覚えています

ちょうど写真が残っていたので引っ張り出してみたのですが、赤ペンの量がえげつないですね…。

留学計画書はシラバス必須

志望理由書では「なぜ」を書くのに対して、
留学計画書では今度は「どうやって」を書いていきます。

具体的には、留学先でどういう方法・手段をとって研究するのかということ。

私の場合はここでも1番の志望校だったザールラント大学に的を絞って、
〇〇教授の「XXX」という講義に出て、「YYY」というゼミに入り、
授業外ではこういう方法で自主学習・研究を進めるといった内容をつらつら書きました。

これは計画書なので、論法等のテクニックはあまり必要ではありません。

こっちで大事なのは、ちゃんと勉強する計画を立てていますよという証明です。

そのためにも、留学先にはどんな学部があって、どんな講義が聞けるのか、
あるいはどのような研究施設があるのかを事前にチェックしておく必要があります。

授業に関してはインターネットで「○○大学 シラバス」
みたいなワードを行き先の国の言語なり英語なりで検索すればヒットするので、
それで面白そうな授業と担当教授(そしてその人の専門)をピックアップしましょう。

ちなみに、私は大学のリサーチにかなり時間をかけました。

じっくりいろんな大学を吟味することで、
その大学の特徴やメリット・デメリットが見えてくるからです。

私はここでしっかり候補の大学について調べたので、
大学別志望理由書を書くのがとっても簡単でした。

ちなみにひとつの大学に絞って書きたくない場合は、
どの大学に行ってもやろうと思っているTODOリスト
カッコよく順序立てて書けばいいのではないでしょうか。

まとめ

今回は交換留学の学内試験について、
一次試験の書類にスポットを当てて紹介しました。

そういえば私がこの書類を準備していたのは、3年前のちょうどこの時期でした。

夏休み前から取り掛かり始めて、11月の三田祭(学園祭)らへんに
満を持して提出しに行ったことを今でも覚えています。

次の記事では書類通過後の面接について書こうと思っているので、
留学の学内選考に興味がある人は次回もお楽しみに!