履歴書の書き方

履歴書の書き方

ドイツの就活ではESというものが存在しません。

また、コンビニや大学の生協で空白を埋めるタイプの履歴書を購入することもできません。

では書類審査はどのように行われるのでしょうか?

答えは、自分自身でオリジナルの履歴書(Lebenslauf)を作成するのです。

とはいっても何もお手本やテンプレがないと最初は難しいもの。

今日はドイツの就活で使える履歴書の書き方を伝授します。

重要なのは見やすさとコンテンツ

履歴書を見る企業の人はどこに何が書かれているかを知りません。

パッと見てどこにどんなことが書かれているのか分かりやすくするために、
見出し・小見出しをふり、空白を上手く使うなどフォーマットを整えます。

履歴書を作成する上で含まれているといい項目は以下の通りです。

  • 名前
  • 住所と電話番号(日本の電話番号の場合は国番号+81をつけると親切)
  • メールアドレス(個性的なものは避け、例えばフルネームで構成される無難なものにしましょう)
  • 誕生日と出生地
  • 学歴1(小学校~高校)
  • 学歴2(大学の学部専攻・成績・研究テーマ等)
  • インターンシップ経歴(私はないから書けなかったけどドイツではかなり重要ポイント)
  • 職歴(既に職務経験がある場合)
  • 海外経験(1カ月以上の留学経験があれば書いた方がいい)
  • コンピューター知識(MicrosoftやAdobeソフトウェア等を使いこなせるかどうか)
  • 外国語知識(レベルもしっかり明記しましょう)
  • その他(趣味やその他アピールしたいこと)
  • 写真(無いよりあった方がいい)
  • サイン(作成した日付・場所を明記し、そこにサインもする)

これらの情報をA4用紙で2枚程度にまとめます。

そこにプラスで志望動機やアピール文を1~2枚書いたりもします。



大学の項目は特に大事

日本で就職活動をする場合、大学の情報は学歴の一部として扱われますが、
ドイツでは「高等教育」として別項目に分類されることが多々あります。

また日本のESや面接では「大学で頑張ったことは何か」といった質問がされ、
その答えは部活やサークル・課外活動など、学問以外のことでもよいとされていますね。

しかしドイツの場合、「大学=学問をするところ」です。

従って大学で何を学びどんな成果を収めたか(つまり成績表)はかなり重要になってきます。

ちなみに私は文学部ドイツ文学専攻に所属していましたが、
実際はメディア学をメインに勉強し、卒論もそれで書いています
(教授の研究分野のひとつでした)。

その場合は学位の名前こそ「独文学士」ですが、
“Schwerpunkte(力を入れた分野)”という項目を作り、そこにメディア学のことも書きます。

卒論テーマは書いても書かなくても自由ですが、
私はただの独文じゃなくてメディア学にかなり重点を置いてましたよ!
という証明のために載せました。

外国語知識は証明がなくてもOK!とりあえず書く!

ヨーロッパの学生は英語が話せて当たり前。

3か国喋れる学生も全然珍しくありません。

ドイツで就活する上でも、英語はもちろん外国語知識の有無はかなり重要です。

しかし日本のようにTOEICのスコアを見せろみたいなことは言われません。
(もちろんあったら書くに越したことはありませんが、それが判断基準にはならない)

外国語知識をアピールする項目では、
自分のレベルをヨーロッパ言語共通参照枠(A1~C2の6段階別)に当てはめてみたり、
大雑把に「読解・筆記が得意」とか「基礎レベル」と書いても大丈夫です。

大事なのは、どの言語がどれくらいできるのかをパッと分かりやすく伝えること。

ちなみに海外で就活をする際には日本語ももちろんアピールポイントになります。

“日本語(母国語)”と書くのは忘れないようにしましょう。

自由アピール文は個性の見せどころ!

これは厳密には履歴書に含まれないのですが、
求人広告には「履歴書と志望理由書を送ってね」と書かれているケースが多いです。

志望理由書はドイツ語で“Motivationsschreiben”と言い、
これも書類審査ではしっかりチェックされます。

志望理由書もいくつかのトピックに分けて分かりやすく、熱い思いを語るのがポイント。

  • 自分のことについて(人となりや知ってほしいこと)
  • なぜ応募したのが
  • 自分を採用した時のメリット(いかに応募職種に適しているか)
  • 自分にとって大事なこと
  • 他の人とどんな点で差別化できるか

定番のトピックはこんな感じですが、何を書くかは自分次第。ちなみに私の時は

  • 定番の志望動機
  • 応募職種で発揮できる自分の強みと能力
  • 仕事を通して達成したいゴール

この3項目をA4用紙1.5枚にまとめて書きました。

私はドイツ語がまだまだ完璧ではなく、誤字脱字がかなり心配だったので、
留学時代のタンデムパートナーに添削してもらいました。

まとめ

今日はドイツでの履歴書の書き方を紹介しました。

実は私の履歴書は大学2年生の時にドイツ語の授業で作ったものを改良したものです。

授業で作ったときはまさか本当に使う日が訪れるとは予想だにしませんでしたが、
当時先生から教わったものがこうして活用できてよかったなと思っています。

ちなみに視覚的に分かるようにホンモノを見せてくれ!!!と思った方は
「Lebenslauf Muster」で画像検索してみてください。