【メリット・デメリット】新卒海外就職

【メリット・デメリット】新卒海外就職

海外で働く日本人はたくさんいますが、
日本の大学を出てすぐに海外で就職する人はなかなかいません。

それはなぜか?

前例が少なく、新卒海外就活に関する情報が出回っていないからです。

私が海外で就活をしようと決めた当時、
インターネットで検索しても全然ヒットせず、
周りにお手本になるような人もいなかったので手探り状態でした。

それに加え、日本の新卒を捨てて海外就職しようか悩んでいた際、
誰に相談してもいい反応がもらえませんでした。

当然です。

自分が経験していないことは勧められないし、
安全なレールから自ら外れ、みんなと違う道を進む行為はリスキーでもあります。

今日は私が身をもって体験したから話せる
新卒海外就職のメリット・デメリットについてお話ししていきます。



メリット

海外で就職するメリットは就活の段階から始まります。

1.就活の流れがシンプル

具体的なプロセスは
こちらの記事を読んでみてください(あくまでドイツの一例ですが)。

私は煩雑な日本の就活スタイルがどうしても好きになれず、
海外で就活することにしました。

日本のようにESの締切日はないし、説明会もないので、
自分のペースで好きなように就活を進められます。

秋までに内定がもらえなかったから絶望なんてことも起きません。
(私が今の会社に内定をもらったのは大学4年の12月です!)

海外で就活をするなら、焦る必要はありません。

2.出身大学のランクがほぼ意味を成さない

日本の場合、大学の偏差値によってESの通過率にかなりの差が出ますが、
海外に出ると、応募者の出身大学の詳しいランクなんて誰も知りません。

大事なことは、どの大学に通ったかではなく、何を学んだかです。

海外就職を志す人はきっと大学でもしっかり学んでいるものがあると思うので、
それがアピールできれば問題ないでしょう。

3.「新人=下っ端」ではない

これは入社してからのメリットです。

日本の場合、新入社員は上司を気遣い、
普段の言葉遣いや仕事内容、あるいは飲み会での席次からふるまい方まで
新人らしい行動が求められます。

しかし海外では必ずしもそうとは限りません。

私が働いているドイツでは、新人だからといって特別扱いされません。

もちろん私は学部卒の新入社員で未経験ですから、
分からないことがあれば先輩社員が優しく教えてくれます。

しかし新人だからと言って例えば飲み会の幹事を任せられることはまずありません。

4.お給料が日本の新卒より高め

これは就職する国や職種によっても異なりますが、
全般的に言うと、日本の平均初任給より高い傾向にあると思います。

もちろんドイツの場合は税金が高かったり会社の補助が手薄だったりで、
日本よりお金がかかる部分もありますが、それを差し引いても、
手元の残って自由に使えるお金は日本で働く場合よりも多い印象を受けます。

月に決まった時間(例えば40時間)しか働かなくてよいので、
時給換算すると日本よりもコスパがいいのではないでしょうか。 ※残業代で稼ぎたい人にとっては不向きなシステムかもしれません

※お給料に関しての記事はこちら

デメリット

長所短所は表裏一体とも言われるように、
新卒海外就職においても、メリットはデメリットにもなりえてしまいます。

1.就活シーズンがない

海外では3月に就活開始・6月に内定!といった
大まかなスケジュールさえ存在しません。

なぜなら卒業時期が人によって異なり、
また学生のうちに就活を済ませる風潮がないからです。

会社は一定数の新卒学生を新年度に確保できる確証がないので
来年度に向けて前もって採用活動を行いません。

これはつまり、
一定期間に扉を開放して、入社志望の学生を募る機会を作ってもらえない
ということになります。

決まった時期に説明会に参加し、ESを提出すれば選考に乗っかれる
といった波がないので、自力で就活を進めなければなりません。

2.「偏差値80の大学=スゴい」が通用しない

これは偏差値の高い大学出身の人にとってのデメリットです。

日本で就活するなら、出身大学を言うだけで一目置かれるものが、
海外に行くと大学名は何の効力も発揮しません。

私が就活したドイツでは
出身大学名よりも学部や専攻・研究テーマが重要視されます。

一般的に文学部哲学部などは就活に不利で、
重宝されるのは経済学部コンピューターサイエンス等の
即戦力になりうるスキルを持った学生と言われています。

ちなみに私は学部こそ文学部(しかもドイツ文学専攻)でしたが、
国内の就活であれば難なくESは通るであろう大学出身だったので、
せっかくの新卒切符を捨てるのは勿体ないなとも思いました。

出身大学だけで一定の評価がもらえるのは日本ならではなので、
そのことも考慮した上でそれでも海外に行くぞ!という決意が必要かと思います。

3.手取り足取り面倒を見てもらえない

海外では新年度に合わせて新人が入社するイベントがないので、
入社式もなければ新人研修すらありません。

私は日本で新卒入社の経験がないので、もちろん新人研修の内容も知りません。

ちょっとめんどくさそうだけど、
例えば名刺交換の仕方だったりは教えてもらいたかったな。

また、海外ではいきなり仕事が任せられ、
1から細かく教えてもらえません。

分からなかったら聞けば教えてもらえるので問題はありませんが、
あくまで自力でやり遂げることが前提となっています。

日本国内で就業経験があれば、
ノウハウを活かして仕事に取り掛かれたかもしれませんが、
私の場合は全くの未経験なので最初はかなりまごつきました。

また同じ時期に入社する、いわゆる同期がいないのも少し寂しいです。

まとめ

今日は新卒で海外就職したケースに絞って、
そのメリットデメリットについて書きました。

新卒での海外就職はみんなが思っているほど恐ろしいものではありません。

応募する会社で発揮できるスキルがあれば、
私のように新卒でも認めてもらえるケースはあります。

海外で興味がある求人募集を発見したら、
恐れずにまずはチャレンジしてみるのもアリだと思いますよ。