留学中のバイト

留学中のバイト

留学中にやってみてよかったこと、それはアルバイト

1年間でカフェの接客業家庭教師を経験しました。

留学中の勉強の忙しさは個人差があり一概には言えませんが、
少なくとも私の場合は時間がたっぷりありました。

授業を受けていない時間を全て自主学習やタンデムに回すのもアリですが、
私はアルバイトをしてみるのも選択肢のひとつであると思っています。

アルバイトを通して学んだことや思い出は
自宅と大学を往復する日々だけでは得られなかっただろう貴重な経験です。

バイトを始めたきっかけ

留学してから数か月後、どうも日々の勉強が楽しくなく、
ダラダラと過ごしてしまった時期がありました。

原因は留学中に達成したいことがなかったからです。

私が交換留学をした理由は、ひと言でまとめるならば「国外逃亡」。

混沌とした日常生活から抜け出し、ドイツで伸び伸びと過ごしたかったのです。

もちろん日本での生活も申し分なく充実していて楽しかったのですが、
バイトにサークルに遊びに翻弄され、ゆったりする時間がありませんでした。

しかしいざドイツ留学がスタートすると、
語学力を伸ばしたい強い意志もなかったせいか、語学学校が億劫で仕方ありませんでした。

最初の筆記テストの結果が良かったため、
大した実力もないのにインテンシブコースに入れられてしまい、
学校から帰ったらおいおい泣くかバタンキューの毎日。

慣れてくると自宅⇔語学学校のルーティーンがだんだん退屈になり始め、
建前では「留学」をしにきているものの、
勉強以外でなにか海外の体験ができないか企み始めます。

そして頭に浮かんだのがアルバイトでした。

バイトをすればお小遣い稼ぎになるし会話の練習もできるし、
一石二鳥じゃないか!

そう思い立った数日後には、友達のツテで既にカフェバイトを始めていました。



カフェバイトはもうひとつの学びの場

履歴書も書かず面接もやらず、
直談判で始めさせてもらうことになったカフェバイト。

店長さんに「働きたいです!」と言ってみたら
「じゃあ明日の朝8時半にお店に来てね」と快諾してくれたのが始まりです。

それからは忙しい毎日が始まりました。

午前中の間はカフェで働き、午後は大学に行くルーティーン
結構ハードだったけれど充実していました。

日本でバリスタ経験があったため、エスプレッソマシーンを触れるのも幸せだったし、
サンドイッチを作ったり、パンを焼いたり、
とにかくいろんなことが全て楽しかった記憶があります。

特にクリスマスに向けてお店を飾り付けしたり、
お花や雑貨の買い付けに同行したのも楽しかった思い出のひとつです。

常連さんの好みを暗記するのは最初は大変だったけれど、
慣れてくるとペースもつかめて、お客さんとの掛け合いが楽しくなりました。

カフェで出会う人たちは、私が完璧なドイツ語が喋れなくても優しく接してくれるのです。

両親が明日からドイツに遊びに来ると言ったら、
「じゃあうちに来てモーニングでもしていったら?」と気さくな対応をしてくれる店長、
なんでもゼロから分かりやすく教えてくれる先輩、
そして私の顔を覚えてくれて可愛がってくれる常連さんたち、全てが素敵な思い出です。

カフェでのバイトを始めてからは、
自然と語学学校の勉強も楽しくなり、以前より積極的にもなれました。

そしてカフェバイトでなにより気に入っていたのが、自由な労働環境

お店にあるものはお客さんの前でも自由に飲み食いOKだし、
服装も髪型も決まりはありません。

逆にデメリットを挙げておくと

  • 試用期間の数週間は無給(チップ全部もらえます)
  • 朝が早く、覚えることも多い

これくらいです。

私にとってカフェバイトは、学校では教えてもらえないことを聞いて考え、
そして実践する
もうひとつ学びの場でした。

試行錯誤!ドイツ語の家庭教師

留学の後期からはドイツ語の家庭教師を始めました。

日本から来たばかりの兄弟(お兄ちゃんは小6・弟くんは小4)にドイツ語を教える仕事でした。

この兄弟のお母さんは
「学校で同級生とコミュニケーションがとれる程度の基礎を教えてあげて欲しい」
という要望だっため、初歩的なものなら私もできるかも!と思い引き受けました。

ちなみにこの話が私の耳に入ったきっかけは、
留学仲間のひとりが講義を受けていた教授から連絡をもらい、
案件をシェアしてくれたのが始まりです。

家庭教師も塾講師も未経験の私は全てが手探り状態

私を含めた日本人留学生2人+日本語の堪能なドイツ人学生1人の3人で協力し、
教材選びや指導範囲までたくさん話し合いながらレッスンが進められました。

教える立場になって初めて発覚した事実は、
私自身も基礎すら完全マスターできておらず、
名詞の性別や前置詞の使い方などであいまいな部分がかなりたくさんあったこと。

間違ったことは教えてはいけないし、
レッスン中に何を聞かれても納得のいく解説を子供たちにしてあげたかったので、
指導内容の予習は欠かせませんでした(たとえ簡単な内容でも)。

私が「いい先生」だったかどうかは正直分かりません。

でもこうしてお給料をもらいながら、
子どもたちと一緒にドイツ語を勉強できたのは貴重な経験であり、大切な思い出です。

子どもたちがどうしたら興味を持ってくれるのか、
どうしたら楽しく簡単に覚えられるのか戦略を練るのも楽しかったな。

そして彼らがドイツ語を覚えて話せるようになっていく姿を見るのは感動でした。

私だってまだまだ覚えることだらけなんですけどね。

まとめ

今日は留学時代のアルバイトについて綴ってみました。

大学の授業を受けるためだけに留学をしたくなかった私にとって、
「バイトをする」という時間はとても楽しく、また有意義なものでした。

バイトを始めたきっかけはお小遣い稼ぎであったり、暇つぶしであったりでしたが、
海外でのバイト経験はそれ以上に学べる場面が多くあります。

留学中に何を体験し、感じ、吸収するかは人それぞれですが、
広義的な意味で「留学」をしたいならば、アルバイトに挑戦するのもアリですよ。