新卒社員のあれこれ

新卒社員のあれこれ

先日、会社での半年間の試用期間がついに終了しました。

試用期間の最終日も特に面談などはなかったので(社長はバカンスでいないし!)
少し拍子抜けしましたが、これからは契約終了日まで安心して働けるのでよかったです。

さっそく2週間分の有給を申請して、気分はルンルンです。

さて、今日は新卒社員の話をしたいと思います。

ドイツには新卒一括採用システムが無いので、
4月の入社式も無ければ「同期」の概念もありません。

しかし新卒で働いているのは私だけ?という問いがあれば、答えはノー。

私と同じ、今年の3月に大学を卒業し新卒入社した社員も職場にはいます。



インターン採用のケースが多い

私の会社には、私を含め新卒社員が3人います。

でも私以外の2人は去年からインターン生として既に今の会社で働いていました。

ドイツでインターンシップというと長期インターンが一般的で、
正社員じゃなくてもプロジェクトメンバーの一員としてがっつりコミットさせてもらえます。

そこでいい成績を残せたら、卒業後はそのまま正社員として雇ってもらえることが多いのです。

たしかに会社側も全く知らない新卒学生をいきなり雇うリスク・コストを低減できますし、
学生側もインターン先が気に入っていればそのまま働かせてもらえるのでwin-winですよね。

とは言っても、新卒学生が内定をもらう方法はインターン採用だけではありません。

会社の規模により採用プロセスはだいぶ変わってきますが、
例えば私の友人のひとりは、一般的ないわゆる「就職試験」を受けてSAPに入社しています。

かく言う私もインターンの過程をすっ飛ばしていきなり正社員として採用してもらったので、
こればっかりはケースバイケースです。

ただしインターン経験はドイツでかなり重要視され、そのまま社員登用のチャンスも高いので、
まだ学生で将来ドイツで働きたい人はまずはインターン生として入るのが秘策かもしれません。

同期はいないけど友達はいる

入社時期は新卒の3人だけを比較してもバラバラで、本当に「同期」がいません。

でもこの3人はとっても仲良しで、もはや会社の友達です。

年齢もかなり近いので話も合うし、なんでも相談できるので信頼しています。

ドイツは仕事をプライベートをきっぱり分ける考え方が浸透していますが、
それはあくまでも家庭を持っている人の話。

新卒の私たちは休日も一緒に映画館に行ったり、バーに行ったり、
はたまた美容院に髪を染めに行ったり、本当に友達と変わりません。

また私にとってかなり嬉しいのが、2人は日本が大好きで興味を持ってくれているところ。

ひとりは日本のサブカルが大好きなので、お気に入りのアニメの話で盛り上がったり、
休みの日に一緒にアニメを観たりしています。

もうひとりは村上春樹が大好きな女の子。

私の好きな作品のひとつ
『4月のある晴れた朝に100パーセントの女の子に出会うことについて』の話をしたら、
彼女もその話が大好きだったみたいで意気投合しました。

私はまだ完璧なドイツ語を喋れないけれど、
それでもこの2人はいつも優しく接してくれるので感謝しています。

なんでも言える友達であると同時に、いろんなことを教えてくれるお姉さんみたいな存在です。
(実際私が1番年下で、1番新しく入ったからそう感じるのかもしれません)

みんな転職が前提

日本では考えられない話だけれど、
数年後も同じメンバーで働いているビジョンはあまりありません。

それは終身雇用ではないからというのも理由のひとつですが、
「会社に忠誠を誓い、定年まで勤め上げる」という概念がドイツにはないからです。

ドイツではポストごとの採用が多いので、
様々な部署を経験し昇進していくといった概念はありません。

スキルアップ・給料アップをしたかったら転職をする
という考え方が一般的な印象を受けます。

私たち新卒社員3人も、来年はどうなっているか分かりません。

私はしばらくドイツで働いていたいので、できれば会社に残りたいですが、
他の2人はどうやらそうでもないそう。

この前将来について話した時に
「とりあえず数年働いてみてから大学に戻るか、それともこのまま働くか決めたい」
とひとりは言っていました。

私も学士までしか勉強していないので(しかも独文)、
ドイツでもう1回修士課程をやるのはアリだなあと思っています。

こればっかりは契約を延長できるか、また彼氏との将来設計のこともあるので、
必要がある時に改めて考えるつもりです。

みんな先のことは分かりません。とりあえず目の前のこと頑張るしかありません。

まとめ

今日は新卒社員についてのお話をしました。

ドイツは新卒だからといって手取り足取り教えてもらえません。

特に私の会社は規模が小さいので新卒は3人しかいませんが、
日本と違うなあと感じるのはとってもたくましいところ。

ドイツで積むキャリアはみんな一斉によーいドンで進めるものではないので、
常に自分で考え、行動していかなければなりません。

終身雇用や定期昇給のようなレールのない国で働くのは、たしかにリスキーです。

しかし自分は何をしたいのか、どうすればいいのかをゆっくり考え、
自分に正直になる機会が多く与えられているのは視点を変えれば恵まれているのかもしれません。